黒菱山荘は今年62歳!ますます元気です!
黒菱山荘委員会 委員長 浦川伸一(高32期)

石神井黒菱山荘(2023年5月)

感染拡大による制限を緩和

長野県北部、白馬村八方尾根に位置し、永年の風雪に耐え、石神井高校の歴史とともに歩んできました黒菱山荘は、還暦を過ぎました。

2020年からは、新型コロナウイルスの感染拡大のため、利用者を制限していましたが、2023年5月より感染症の分類も5類に変更となり、利用に関する制限は大きく緩和となります。

石神井高校の「黒菱山荘」

毎度となりますが、まずは黒菱山荘の歩みの紹介をさせていただきます。

地元「対岳館」の丸山与兵衛氏と親交のあった石神井高校の物理教師の黒崎峻先生の声かけにより、八方尾根の黒菱(標高1500m)に、1961年、山小屋が建設されました。黒菱は、古くより、黒菱小屋や明治大学山岳部の山小屋があり、日本の山岳スキー草分けの地でした。

その黒菱の地に、都立高校である石神井高校が山小屋(山荘)を建てました。そして、石神井高校の教育活動の一翼を担ってきました。

夏・冬・春の長期休業中には、登山・スキー教室が実施されました。数多くの石神井高校生が、豊かな自然の中で、日常では経験できない体験をしました。

1984年までは、多様な学校行事の場として石神井生が利用した黒菱山荘でしたが、以降学校行事としての利用はなくなりました。当時、学校・PTA・同窓会の三者での所有・運営を行っていましたが、2006年からは同窓会単独の所有となり、現在、管理運営は同窓会黒菱山荘委員会が行っています。その後も2011年ごろまでは、スキー部の自主活動や生物部の利用もありました。

黒菱の現在(いま)とこれから

1971年3月に行われたスキー教室

2023年4月、山荘に遅れること1年で還暦を迎えられた泉水裕二教諭(同窓会副会長、黒菱山荘委員会副委員長、高33期)が、再任用教員として石神井高校に異動してこられました。黒菱山荘の有効活用について、プランニングやプロモートの主軸として尽力していただけたらと思います。

以下メモ的に現在とこれからの利用のあり方などを示します。

スキー教室の企画(2008年~2011年まで実施していた)―自然の中でのスキー体験を!

夏の八方尾根探索(植物の観察等をメインに)―自然に興味のある生徒に声をかけ、実施したい!

卒業生、PTA、教職員の皆さんの利用のお手伝い

石神井生、PTAの皆さんへの広報活動

補足
2019年までは、PTA文化委員黒菱チームが1泊体験旅行を企画し、30数名の方々に利用していただいていました。新型コロナウイルスにより3年間実施できなかったため、黒菱山荘を知っている保護者の方がいなくなってしまいました。ゼロからの出発になるかもしれませんが、PTAの方々とコンタクトし、リスタートできるように宣伝情報提供を進めたいと思います。
 
年に数回、委員会メンバーがメンテナンス等のために、白馬村を訪れています。黒菱山荘は、現在も、地元「対岳館」の丸山庄司様・徹也様に大変にお世話になりつつ、何とか維持できています。グリーンシーズン(7月から10月)であれば、小屋の横まで車で行くことができます。自家用車でない方も、新幹線長野駅・在来線白馬駅・高速バス等にて、容易に訪れることが可能です。麓からタクシーの利用もできます。麓には、良い温泉施設が多数あります。
 
さまざまなかたちでの利用が可能です。興味がある方は、下記までご連絡ください。
 
担当:泉水裕二(高33期)石神井高校教員
連絡先:090-3512-8423
E-mail:sensuiy@fuga.ocn.ne.jp